kiji

2014.5.4 こどもの日(端午の節句)
 明日5日はこどもの日。こどもの成長を願う祝日であるが、端午の節句と言われ、男児の祝いとされていたものを、昭和23年から、法律で男女の別なくこどもの日として祝日にした。 
 私が小学生の頃はまだ男の子の節句で、鯉のぼりがあちらこちらの庭に立てられて、何匹も泳いでいたものだ。いまでは近所ではほとんど見かけない。
 鯉のぼりは、鯉の滝登りを象徴したもので、立身出世のための縁起物である。いまのこどもに立身出世といってみても、今ひとつピンとこないかもしれないが、お受験に代表されるように、親は本心では願っているかもしれない。
 端午の節句は伝統ある行事で、柏餅や粽(ちまき)を食べるのは、邪気払う慣わしの名残りである。
 私が小学生の頃には、父親が座敷の床の間に鐘馗様の掛軸を、付け替えていたのをよく覚えている。おっかない顔をして、鎧に身を固めた姿は、五月人形として今でも売られている。魔除けの神様であるので、今流行りのご当地キャラで売り込めば、結構いるけるのではないだろうか。
 今は少子化の時代、こどもは国の財産である。子供に対する対する暴力(DV) は、正に家の中に潜む邪気である。こどもが元気で健やかに育つためには、こうした目に見える邪気は、社会的悪として、世の中から一掃しなければ、こどもの安全も未来も約束できない。
 
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