2014.6.4 IDカード
引き続きカードの話であるが、支払いには直接関係のないカードもカード入れの中に入れて常時携帯している。
身分証明書の代わりにもなる運転免許証や敬老パスそして保険証がある。そして歳を重ねるに従って、枚数が増えているのが診察券の類である。
歯医者から始まり、内科、整形外科と続き、眼科、皮膚科へと増えていった。紹介で行った大病院のカードもある。泌尿器科や消化器科といった内科の専門部門である。かからないのは婦人科ぐらいのものといった、自慢にならない満艦飾(トランプのフルハウス状態)の呈をなしている。
人間70歳を超えると急激に身体の老化が進むという証でもある。たまにではあるが、医者いらずで同年代の人と出会うと奇跡の人のように見えてくる。
私の場合は、致命的な病には罹っていないが、一歩間違えれば命に関わる急性の病を得たこともある。まあ言ってみれば、一寸先は闇というところか、後期高齢者としては、受け要らざるを得ないのが実情である。
正直な話、日本の現在の医療制度は素晴らしいと思う。この制度があるから日本人は長生きできる。そうでなければ、江戸時代から昭和の終戦まで、人生50の時代に戻ってしまうであろう。
私など、この制度で生かしてもらっているようなものだ。生と死は裏表、いずれそ の時は来る。こうして医療カードを使いながら、今は生かされているのだと、それを支える人たちに心から感謝している。
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