2014.7.7 記念写真
親しい友達との集まりや、同期会といった定期的な会合がある時、必ずデジカメで記念写真を撮る。
クラス会や同期会は、定年後になっても15年間続いている。その都度記念にと写真を撮り続けてきたが、見返すとそれぞれに時の流れを感じさせるものがある。
メンバーは決まっているから、増えることはなく、物故者などもあり減ってきている。時の流れは、容赦なく人を老いへと追い込んでいく。それ故に、その都度集まることができる人の姿を残しておきたいという気持ちが強い。
前にも書いたが、記憶を記録に変えて保存しているのだ。
15年という永きに亘る時の経過は、顔つきや、体に変化をもたらすのは避けられず、相応の姿を見ることになる。
それでも集合写真となると、いい表情でカメラに向かってくれるので、まだまだ元気だと、精一杯の笑顔を浮かべるものだ。
それぞれ仲間うちのこと、表情には出ていないが、体の中にはそれぞれの悩みを抱えていることは承知している。
記念写真の一枚は必ず出席者に送ることにしている。今まで撮った写真の数は、アルバム数冊に及ぶほどあるが、私の場合はアルバムという名のフォルダを作り、パソコンに残している。バックアップも取ってあるので、パソコンを変えても、データは残る。
今回ひとつの会合が終わりを迎えた。それは中学校の恩師を囲むクラス会で、毎年七夕の近くの日曜日に開催してきたもので、七夕の会とも言える、一年に一回の昼食会を続けてきた。それも昨年恩師が帰らぬ人となってしまったため、追悼を兼ねてクラス会ファイナルとして、多くの友人が集まってくれた。
最後の会の記念写真は、「いつまでも元気な姿のまま無事で在って欲しい」という思いを込めた祈念写真でもある。
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