2014.9.21 自由形人生遊泳術
毎日を好きなように過ごすことは、それほど難しいことではない。それでも、まったく条件が無いという訳でもない。自由自在とまでは言わないが、動き回れることができる身体を維持することが条件となる。今のところどうにか動けるので、時間の制約なしに行きたいところに赴き、相手の都合次第ではあるが友人・知人と会うこともできる。
時間に拘束されないので、出かけたい時に出かけ、急ぐこともなく行きたい場所に行くこともできる。こうした日常生活は無理がないので、精神的にストレスなく過ごすことができる。
この小文の構想をまとめているのは、散歩コースの途中にある商店街の長椅子に腰かけての作業だ。足休めのついでに思いついたことをメモしている。何ともご喜楽な話だが、頭の中を整理するのに、特別な場所は必要ない。
17日のコラムで書いたヒラメキなども、私の場合webwriterなどと気取っているが、職業作家のように、時間という限られた制約の中で作品を仕上げるという煩わしさがあったら、とてもじゃないが浮かんでこないことだろう。
「急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め」などというビジネスの格言は、忙しい人ほど時間活用に長けているということだと思うが、職業的仕事でない隠居仕事は時間をかける方が楽しみが長続きする。如何に時間を楽しく過ごすかは、時間に捉われることなく、如何に時間の中を遊泳するかにかかっている。
実際は時間が足りないと嘆くビジネスマンよりも時間が有り余るご隠居の方が、残された時間は少ないと思うのだが。
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