生物百様は散歩中に見かける草木・花を題材に、図鑑などを参考に着色して紹介する。
第362号はマツバギク(松葉菊)「ハマミズナ科マツバギク属の多年草の種のひとつ。多肉質の細長い葉が密生し、キクのような花を咲かせる。」画像クリックで拡大
2024.4.28 諺集に見るわが人生(267)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
「蛇の道は蛇(じゃのみちはへび)」同類のことは、同類がよく知っている。 その道の人間がその社会のことに、よく通じているというたとえ。 漢字だが、「蛇(じゃ)」は大きなヘビ、「蛇(へび)」は小さなヘビのことを表している。
(由来)「蛇(じゃ)」とは、へびよりも大きなおろちや大蛇のことをいう。 小さなへびでも、大蛇の通る道はよく知っていること。
(類義)・餅は餅屋・商売は道によって賢し・船は船頭に任せよ・仏の沙汰さたは僧が知る
(例文)蛇の道は蛇だ。ここは専門家に頼んで調査してもらおう。
「じゃ」は「へび」より大きいへびというのは知らなかった。こんな真っ暗な夜道を歩いていると、へびが出るかじゃが出るかさっぱり分からない。
「蛇は寸にして人を呑む」優れている人物は、幼いときから常人とは違ったところがあることのたとえ。
(由来) 蛇はわずか一寸(約3センチメートル)ほどのものでも、人間を呑みこもうとする気迫を持っていることから。
(類語)竜は一寸にして昇天の気あり・栴檀(せんだん)は双葉より芳し・虎子(こし)地に落ちて牛を食らうの気あり・虎豹(こひょう)の駒(く)は食牛の気あり
(例文)この子は蛇を寸にして呑む気が感じられる。
「沙弥(しゃみ)から長老にはなれぬ」仏教で修行僧である沙弥がすぐには高位の長老になれないことから、どんなことでも段階を踏まずに一気に高い地位やレベルに上がることはできないという意味。
(言葉の意味)「沙弥」は、仏門に入ったばかりの未熟な僧。「長老」は、長年修業した徳の高い僧。
(類義語)・仏に成るも沙弥を経る・沙弥を経て長老にいたる・長老になるも沙弥を経る・始めから寺とる坊主はない
(例文)亀の甲より年の劫といい、経験を積んだ年上のものにはなかなかかなわないので沙弥から長老にはなれぬ。
経験が如何に大切か分かる諺だ。 次回に続く
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