紅葉(落葉広葉樹)画集
 日本の落葉広葉樹は世界でも類を見なほど数が多いという。日本の山々の秋の紅葉は、世界中から集まる観光客の目を、その彩りの鮮やかさでで魅了する。
 今回は次に示す樹木ごとに画集として逐次紹介したい。カエデ、ハゼ、ナナカマド、ウルシ、ブナ、ナラなどである。

 
紅葉する樹木は、落葉広葉樹と言われ、モミジはカエデ科の種類になる。日本における落葉広葉樹の中の天然のカエデの種類は26種類と言われている。これは世界の中でも最も種類が豊富と言われ、また、その豊富さから世界でも綺麗な紅葉と言われている。          7回かまどに入れても燃えのこると言われるナナカマドは、バラ科の落葉樹で真っ赤に染まる紅葉が美しい北海道や東北地方では街路樹としてよく植えられている。  山地に生える高さ3~5mのうるし科ウルシ属の落葉小高木。葉は長さ25~40cmの羽状複葉。毛があり裏面に細点ある。秋の紅葉は美しい。花は初夏、花序は10㎝ぐらい。本種が昔のハゼノキ、すなわちハジ。          
momiji nanakamado haze
 2016.9.2 イロハモミジ 2016.9.6 ナナカマド 2016.9.18 ハゼ(櫨)
ブナ(山毛欅、橅、椈)ブナ科ブナ属の落葉高木。落葉広葉樹で、日本の温帯林を代表する樹木。北海道、本州、九州に分布する。堅果は栄養が豊富で、野生動物の貴重な餌になる。材は家具、日用品、とくに曲木(まげき)に用いられる。 ウルシ科ウルシ属の落葉高木。漆(うるし)とは、ウルシ科のウルシノキ(漆の木;Poison oak)やブラックツリーから採取した樹液を加工した、ウルシオールを主成分とする天然樹脂塗料である。塗料とし、漆工などに利用されるほか、接着剤としても利用される。 コナラ(小楢)はブナ目ブナ科コナラ属の落葉広葉樹。別名ホウソ。「コナラ」の名は、もうひとつの日本の主要なナラであるミズナラの別名であるオオナラ(大楢)と比較してつけられた。落葉樹だが秋に葉が枯れた時点では葉が落ちないで、いつまでも茶色の樹冠をみせる。
buna urushi konara
2016.9.27 ブナ(橅) 2016.10.4 ウルシ(漆) 2016.10.18 コナラ(小楢)