生物百様は散歩中に見かける草木・花を題材に、図鑑などを参考に着色して紹介する。
第383号 プルメリア
は「キョウチクトウ科インドソケイ属に属する植物の一般的な総称である。通常落葉樹で、花を付ける小灌木である」画像クリックで拡大 。
2024.11.18 諺集に見るわが人生(316)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「せ」を、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
「瀬を踏んで淵を知る」前もって試して、どんな危険があるかを察知することのたとえ。まず浅瀬を渡ってみて、深い淵の位置を知るということから。この言葉は「瀬踏み」とも呼ばれている。
川を横断する時は流れの影響を考慮して対岸にある目的地より上流から入り、流れに押されながら下流に向かって斜めに渡っていくと楽だ。地形や周囲の状況によりけりだが、無理に流れに直角に歩く必要はない。
(例文)成功させるためには、瀬を踏んで淵を知るのは大事な工程の一つだ。
(類義語)・石橋を叩いて渡る・濡れぬ先の傘・浅い川も深く渡れ
川での犠牲者を少なくするため経験から生まれた言葉だろう。
「善因悪果を招く」良いことが起きた後には、次に悪いことが起きやすい。
このことわざは、良い意図や行為が常に良い結果をもたらすとはないという現実を教えている。また、良い行いをする際には、その結果や影響に注意深く考慮する必要があるという教えも含まれている。物事の結果は複雑で予測不可能なことが多い、故に善行をする際にも慎重に行動することが大切である。
(語源)仏教の因果応報の思想。「善因」は、善い結果を招く善い行い。「善果」は、善い結果、果報。
(類義語)•善の裏は悪•禍福は糾える縄の如し
(例文)善因悪果を招くし禍福は糾える縄の如しだから、いつまでも幸福というわけにはいかない。
世の中良いことばかりではない。必ず不幸も起きるものだ。
経験から言えば悪いことの方が多いようだ。
「千軍万馬」多くの兵士と多くの軍馬。大軍。非常に大きな軍隊。また、その勢いが強いことの形容。数多くの戦いを経験していること。転じて、豊富な社会経験があること。
多くの苦労を重ねたしたたかな老練の人を形容する。
(語源)「千」「万」は数の多いことを示す。現在では商売や仕事などの経験が豊かな意味として用いる。
(類義語)・海千山千・千兵万馬(せんぺいばんば)・•百戦錬磨 (・飽経風霜 (ほうけいふうそう)
(例文)超大物タレントとの契約がまとまり、我が事務所は千軍万馬の援軍を得た。
私の周りにも今は敗残の身だが、かつては「千軍万馬」の社会経験をして名を馳せた者も見かける。 次回に続く。
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