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人物百相は江戸期の浮世絵人物画を選んで、より鮮やかに着色して紹介する。
 第381号は喜多川歌麿「当世出世娘 三幅之内 富本豊雛」クリックで拡大。










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生物百様は散歩中に見かける草木・花を題材に、図鑑などを参考に着色して紹介する。
 第381号 シーマニア「イワタバコ科グロキシニア属ペルー、ボリビア原産の多年草。秋~冬に開花」」画像クリックで拡大 。

 







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更新履歴 2024.11.3来燕帰雁<北斎169えがく>) 11.1時の風物詩 10.31徳利印付師(江戸の職人199)<えがく>) 10.30諺集に見るわが人生(311) 10.29神倭伊波禮毘古命((八百万神287<えがく>) 10.28ナオミ(渡辺)(217創作画) 10.26人物百相・生物百様381号 8.18字源(象形・形声・会意)217尺・218版・219垂 

 

  kiji




2024.10.30諺集に見るわが人生(311)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「せ」を、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

 「積羽舟を沈む」軽い羽根も大量になると、その重さで舟も沈む。小さなことも積もり重なると大事になることのたとえ。
(由来)中国の古代哲学者・荘子の著作『荘子』の中の「山木篇」出典にはこのあとに「羣軽(ぐんけい)軸を折る」とある。
(例文)塵も積もれば山となるし、積羽舟を沈むので一致団結した時の力は馬鹿にできないものだ。

 「碩学大樹」広い学識を持つ優れた学者のこと。学問でその奥義をきわめた大学者。
(語源)「碩」は大きいという意味で、「碩学」は大学者のこと。「大儒」はすぐれた儒者という意味。
(例文)碩学大儒になるには、人間の一生は短すぎます。

 「席の温まる暇もない」席の温まる暇もない
一箇所に落ち着いていられないほどに忙しいことを意味する。
(由来)韓愈「争臣論」一つの席に長時間居座ると、体温でその椅子が暖かくなる。しかし忙しい人はあっちこっち動き回らなければいけないので、席が暖まることがない。そのような様子から、「席の暖まる暇もない」という言葉は生まれた。
(例文)選挙に立候補したA氏は東奔西走、席の暖まる暇もないありさまである。

 「赤貧洗うが如し」ひどく貧しいこと。「赤」は何もないこと。水で洗い流した後のように何もないということから。
(由来)『先哲叢談』に「初め居を芝街に卜す。時に赤貧洗うが如く、舌耕(ぜっこう)殆ど衣食を給せず」とある。
(例文)今の仕事で成功するまでは、赤貧洗うが如しの生活が何年も続いた。

 「世間知らずの高枕」世の中のことにうとく、のんきに暮らしていること。世情に疎くて世の中の経験・知識がないために、のんき・気楽な人に対する皮肉・当てこすり。
(語源)高枕」は、枕を高くして眠ること。心配もなく安心して眠ること。
(例文)世間知らずの高枕の彼には、老後の心配なんてないだろう。 次回に続く。










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