7月4日真夏日となった暑い日。天気が快晴だったので、あじさい(紫陽花)ももう最後の見所と評判の場所を訪ねることにした。
地下鉄仲町台駅を下りて周回するコースがあると知ったが、計算では6キロほどになるので、中間点の龍雲寺まで歩くことにした。
今回の散策は地図だよりでは無理であることを痛感した。最初の入り口で先ず迷うだろう。コンビニローソンの裏の小道しかない。さらに道標などどこにもない。結局スマホのナビだよりで歩くことになったが、だだっ広い畑の中の道を右に左に曲がって数キロ歩くのは、カンカン照りの日の下で液晶画面がよく見えず苦労した。すれ違うのは農家の軽トラだけの一人ぽっちでトボトボ歩く姿は様にならなかったことだろう。それでも炎天下のもと2キロほど歩いて、最初の狙いの大熊川のあじさい緑道に到達できた。ローソンで買った500mlの水は半分になっていた。
大熊川せせらぎ緑道( 都筑区東方町)は、歩道を横切る形で600メートルほどの長さで広がっていると言われていたが、撮影したのは行き着いた橋を中心に左右約60メートルぐらいだから、10分の1程度ということになる。緑道全てが既に最盛期を過ぎ、花は( 白、青、紫または赤色の萼(がく)が大きく発達した装飾花 )干からびた様相を呈していたためだ。もう一週間早ければ元気な姿が見れたものと少し残念だった。
せっかく苦労して来たので、川沿いの土手一杯を彩るあじさいをカメラに収め、次の目的地「龍雲寺」を目指した。畑の中を真っ直ぐに緩やかに登っていく農道である。ナビでは残す距離800メートルとあるが、一本道がずっと続くので、とても遠い気にさせられた。ナビの指示する通り龍雲寺に行き着いた。
帰りに寄った都筑区総合庁舎の売店で買った「都筑区水と緑の散策マップ(¥200だがお買い得)」によれば「浄土宗、本尊は阿弥陀如来。開創年は天文24年(1555)で境内には桜、銀杏、観音堂の横には樹齢400年を越える菩提樹があり、その傍らに佛陀坐像が鎮座している」とある。場所は池辺町(いこのべと読む)にあり、古刹であることが分かる。ここに記された桜や銀杏は時期が会わなかったが、木陰が多くベンチもあり、ゆっくり休むことができた。ペットボトルの中身は底を尽きかけていた。
お寺を拝観し階段を下ると目の前にバス停があった。時刻表を見ると1時間に1本と少ない。近くには東方天満宮や貝塚があるので知られる源東院もあったが、直ぐにバスが来たので、それに乗りセンター南まで行って散策を終えた。家に帰り着いたのを待つように土砂降りの雨がきた。間一髪ホーム生還セーフといったところか。
(ムービーでご覧ください)」