新横浜は発展を続け、今では業務ビルだけでなく新しいマンション群が街を形成しつつある。
働き盛りの比較的富裕層が移り住むようになっている。交通等のインフラが整備され、都心への通勤も楽だということもあり、MM21地区並みの人気があるようだ。
そうした都市インフラの一つとして、近くに親子で楽しめる公園が整備されていることが挙げられる。新横浜駅前公園(新横浜公園は国際競技場の裏側小机寄りにある)は、そうした住民の期待に応えるものだと言えよう。
場所は新横浜駅から真っ直ぐな広い道を進んで、鳥山大橋際から左側に向う鳥山川沿いに長く続く遊歩道全体がこの公園で、県道横浜上麻生線にぶつかるまでの範囲である。普通の緑道とは違い、川を眺める土手の上の散策路と、その下に広がる遊具やスポーツも楽しめる公園(残念ながら親子連れが多く撮影を控えた)の2層構造とでも呼べる設計になっている。
これは単に散歩を楽しむお年寄りだけでなく、遊び盛りの子どもを持つ親にとっては家族の絆を築く機会を与える場所になっているというのが、私の感想だ。
川を挟んで国際競技場の巨大な姿を見ることができるのも、空間の広がりを感じさせる。この光景は先に紹介した新羽橋に向かう鶴見川沿いの遊歩道と太尾堤緑道のコントラストと通じるものがあるが、こちらの方が先進性を感じさせる。
県道でこの公園は途絶えるが、その先の砂田川なども今後緑道化されれば、菅田までの長いせせらぎ緑道ができるものと期待している。
(ムービーでご覧ください)」