前回に続き寺尾散策(3)として、前回紹介した入江川せせらぎ緑道に戻り、入江川せせらぎ緑道の看板まで戻り、菊名方向を散策することにした。
今回は緑道を歩いて、新しい緑道の在り方を感じさせられた。市内の緑道の中でも最も整備され美観を備えている点は特筆に値する。距離も長く全部を回ると神奈川区、鶴見区、港北区にまで及ぶ。途中地下に隠れていて続きはないのかと思って止めたところも結構あった。それでも2万歩近く歩いたから相当の距離だと言える。
構造上の美点は色々あるが、先ず人が楽しむ遊歩道という基本設計に基づいている。自転車は入れない。ベビーカーはOKといことは、幼児を乳母車に乗せて、夫婦でのんびり散歩する場所だということで、安心安全が最優先されている。
人工的色彩が強いが、しゃれた庭造りと見ても面白い。花や蝶、魚と水鳥が自然を彩る。適当に段差を設け滝のような水音を聴くこともできる。水の流れも変えて、澱んだところには鯉が、早い流れの中にはハヤのような小魚が遊んでいる。道の両側にせせらぎを配置した場所もある。
今どきは色付いた枯葉なども流れ、季節感も十分楽しめる。特に次回紹介する馬場町に向かう支流は本流を凌ぐ美しさを楽しむことができる。
次回は最終回寺尾散歩(4)入江川せせらぎ緑道支流を紹介する。