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馬洗川せせらぎ緑道 (ムービー)

 4月下旬市営の地下鉄上永谷駅で下車。駅の近くを流れる馬洗川せせらぎ緑道を目指した。川の名前というと地名が付くのが普通だが、この名前は珍しい。その由来を市のホームページで調べると、地誌「新編相模」によると『永谷上村の項に「馬洗川南北に貫けり、幅三間・・・鎌倉古路係りし頃、この流れにて馬を洗いしにより、この名ありと伝う」とあるように、鎌倉時代に北条政子がここで馬を洗ったとの伝承で有名である』と記されている。
 さて、駅の前にある案内板では簡単に入り口に着けそうだと思った。ところが全然見当もつかない。持ち前の方向音痴は、相変わらずだ。案内板に書かれた港南図書館が見つかったので、そこに行けば分かるのではないかと思い、中に入り受付の女性に聞いたが、本人は知らない様子だった。調べて見ると言ってくれているところに、話を耳にした近所の人らしい男性が「私が近くまで案内してあげる」と声をかけてくれた。図書館を出て左に曲がり、真っ直ぐ200メートルほど歩くと広い県道に出た。
 そこで親切に案内してくれた人が、指さして道路を渡った先の小道が入口だと教えてくれた。礼を言ってその人と別れ、それと分かる道に入った。
 比較的新しい緑道のようで、植木で境を作り、緑道と車道とはっきり分かれている。小川側に木製の柵がずっと続く。反対側は厚いコンクリートの高い壁が続き、その下に馬洗川のせせらぎが流れている。
 ここは近所の人の散歩コースらしく、ウォーキングする多くの中高年の人たちとすれ違った。少し進むと歩道が板張りになり、心地良い感触が足元から伝わってくる。人を飽きさせないように色々な工夫が凝らされている。
 水路にも段差を付け、大小の石を配置して、水音が絶えないようなデザインが施されていた。周囲には地味な草木が彩を添えている。1キロ半ぐらいで突然緑道が途絶える。真新しいひまわり橋が終着のようだ。駅前の案内板ではぐるりと回って下永谷に出るはずだったが、近所の人に聞いてもこの先に緑道は無いとの答えであった。ひまわり橋を渡って高台の日限山高級住宅地に出るまでの行程であった。(ムービーをご覧になれます)
 

 



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