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 インプットとアウトプット


 インプット(input)とアウトプット(output)という言葉はコンピュータなどで使われる技術用語である。インプットとは入力のことで、キーボードなどの入力機器に代表される。一方アウトプットとは出力のことで、プリンターなどの出力機器に代表される。
 この言葉をキーワードとして、自分の創作活動について、その仕組みを整理してみた。
 結論から言うと、インプットされた情報をもとに、表現という形でアウトプットする過程を明確にするという話になる。
 インプットとは見る、知る、感じるなどなどの体感によって情報収集をすることで、具体的に言うなら、資料を集めたり、取材するなどのことだ。
 頭の中に蓄えられた情報は考えるという過程を経て徐々に形をもってくる。文章なら文脈が浮かんでくる。また画像などはイメージが明確になる。他にも経験という過去に体験した実績もそこにはある。
 次にアウトプットは言葉や絵で表現することで形として見える形を取る。具体的には印刷物などの紙媒体やインターネット上で電子化されて人の目に晒されることになる。
 インプットとアウトプットとの中間に、推敲というか、見直しというフィルターにかけないと、文脈が乱れたりして、恥をかくことになる。
 ここで大切なのはバラバラに記憶された情報を頭を絞って、考え抜くというところにある。記憶力が減退する中で(もともと物覚えは悪い方だが)、何とか記憶を繋ぎとめるには、書き出すしかない。これが常々心掛けている「記憶より記録(2015.8.23 モノ忘れ )」という、仮のアウトプットである。
 特に「描く(paint)」などの場合、原画をスキャナー(読み取り機器)でフデジタル変換してファイルといして保存するため、イメージ通りに再現するのは細かい作業工程を経なければ完成しない。
 プロではないので、100%自分で納得してから、アウトプットして公開するなどということはしないから、粗が目立つのは承知している。そこが誰でも自由に表現する場が与えられているインターネットの世界の良さだ。
 インターネットのホームページで自分の作品を公開している人は無数にいる。これはIT社会の恩恵で、出版という金のかかる苦労無しで、表現する場が与えられるという革命的なことなのだ。
 自分では自分なりの規範を作って、アウトプットしているが、人から見て「こりゃ何んじゃ」と言われtも甘受するのも、マイホームページの宿命だと考えている。




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