今回は前回に続いて象の鼻パーク・グランモール公園・運河パーク(新港中央広場)のMM21地区の3か所を紹介する。
3.みなとガーデンの鼻パーク
赤レンガ倉庫に隣接して象の鼻パークはある。その赤レンガ倉庫の出口に『たねダンゴ花壇』がある。こでは土を丸めたカスミソウ、ネモフィラなど7種類の花の種を練りこんだ「たねダンゴ」を植え付け開花を待っている。
そのすぐ隣には『ワイルドフラワー&トピアリー』といってペンギンや象の動物のトピアリーを乗せたトロッコが走るイメージのフォトスポット。魅力的なトピアリーは横浜市内の有名なトピアリー生産者の寄贈による。
そこから海よりの公園内には企業と団体が『もてなしの庭』をテーマにした小庭園を展示している。
臨時案内所の正面には『ガーデンベアの庭』があり、シンボルキャラクターのガーデンベアをモチーフにした、よこはまフェアのシンボルガーデンが広がっている。
4.みなとガーデングランモール公園
新高島駅から横浜美術館の前の通りを抜け、クイーンズモールに至る通りを彩り鮮やかな花々で飾り付けしてある。順番に行くと『GREEN CUBE』は企業・団体がコンテナの壁面に様々な技術を用い緑の装飾をし、コンテナ内は緑化に関する屋内展示を行っている。
『GREE MALL TERRACE』は総延長700mのモール中央部にあり、緑化プランターやハンギングフラワー( 壁やフェンスにかけたりぶら下げたりして使うハンギングバスケットに入った花)を配した花と緑に彩られた空間を演出している。
グリーンキューブから通り一つ挟んでしばらく歩くと『AGRI CUBE』という農をテーマに装飾されたコンテナの中で市内産農畜産物の販売・PRなどを行い、横浜の魅力ある「農」を発信している。
MARK IS( ショッピングモール)の前には『人と木々とクリスタル花火』というチームラボによる夜の演出も行われる。これは昼間では見られない光と音によるアート空間を造り出す。人が近づくと光の色を変えて、音を奏で、次々と周りの木々に光と音が伝播していく全長210mの「呼応する木々」が人を釘付けにする。
5.みなとガーデン運河パーク
MM21地区桜木町よりにある汽車道を運河を両側に見ながら歩いていくと、道の両側に広がるのが「運河パーク」である。ここには『アーバンライフガーデン』と名付ける16㎡の庭園が展示されている。その前には『花時計花壇』がある。これは市民団体が市立高校の生徒と共同で制作したもので時計を模した花壇が美しい姿を見せる。
そこを過ぎて赤レンガ倉庫方向に歩みを進めると、新港中央広場に出る。ここには企業・団体・大学が出展した『ナチュラルガーデン』が最大16㎡の広さの開放的な庭園を見せている。
ここには世界的に有名なガーデンデザイナーであるジャクリーン・デル・クルート氏のデザイン植栽監修による『ジャクリーン ガーデン』が赤レンガ倉庫を背景にダイナミックな光景を展開させている。