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 横浜の花まつり(その3)


 今回は残った二つのみなとガーデンを紹介する。場所は山下公園から港の見える丘公園を結ぶコースだ。最後には花の種類による開花時期も紹介する。

6.みなとガーデン山下公園
 象の鼻パークから山下公園に入ると、最初に目に入るのが『球根ミックス花壇』だ。チューリップ、水仙、ヒヤシンスなど沢山の種類を混ぜるオランダ最新式の球根の植え方による花壇で、青い芝生と絶妙なコントラストを醸し出す。
 海辺には『サクラコンテナ』と称する「シドモア桜」(ワシントンの桜)を始め12品種、100本の特別展示が行われている。
 丁度氷川丸の前の休憩ベンチの周囲は『未来のバラ園』という連続するアーチやオベリスクによる立体的な演出によりリニューアルされ、約190品種、2,600株のバラの競演が見られる。
 氷川丸の脇の突堤には『ガーデンベア立体花壇』があり、シンボルキャラのガーデンベアが立っており、撮影スポットになっている。
 山下公園の外れに『天空のパティオ』が設置されている。ここは公園内一番の眺望スポットである広場がある。そこの大壁面をバラとハンギングバスケットで覆い、スペインをイメージした空間を演出している。

7.みなとガーデン港の見える丘公園
 山下公園を出て跨道橋(こどうきょう)を渡って、元町の外れにあるフランス山公園に出る。ここでバスで上まで昇ってもいいし、フランス山を散策するのも良い。港の見える丘公園に出ると、見晴台の一段低いテラスに『趣味の園芸50thガーデン』がある。これはNHK放送50周年を迎える「趣味の園芸」との協力で設置されたガーデンで、1年かけて作り上げたという。
 見晴台の中には『ハンギングバスケットの丘』といって100基以上のハンギングバスケットが並ぶ風景と、横浜港を一望できる風景がベストマッチしており、人気のある撮影スポットになっている。
 見晴台の階段を降りると目の前に『香りの庭』が広がっている。ここには約100品種の香りのバラや香りの植物を集めて、いろいろな香りが体験できる空間が演出されている。
 そこからイギリス館までの広場は『イングリッシュローズの庭』と名付けられ、清廉な色彩の草花と1,200株のイングリッシュローズの色彩とのハーモニーあふれる庭園となっている。普段でも季節の花々や植物で彩られる公園だが、さらにその魅力が増している。
 この帰りには外国人墓地の隣、洋館のある公園に約100本の桜も見頃を迎えているだろうから一足伸ばすのもいいだろう。
 最後に花の見頃のカレンダーを示す。
サクラは3月下旬から4月中旬まで。チューリップは3月下旬から4月下旬まで。アネモネ、ムスカリなどの球根類は3月下旬から4月中旬まで。バラは5月上旬から6月上旬まで。ワイルドフラワーは象の鼻パークで4月上旬から5月下旬までとなっている。期間中に是非一度訪れたい場所である。



 




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