homewatchimagepaintpre2017

 ことば遊び(その3)


 今回は語呂合わせ、 早口言葉 、洒落などを取り上げた。
「語呂合わせ」というのは、 言葉にリズムや音感を持たせて馴染み深くしたものである。文字を他の文字に換え縁起担ぎを行うものや、数字列の各々の数字や記号に連想される・読める音を当てはめ、意味が読み取れる単語や文章に置き換えることを指す(Wikipedia)。ことば遊びというより、覚えやすくするために数字に置き換えるケースが多く、「時の風物詩」の行事には毎月26日は風呂の日といった類はとても多い。高校生の頃歴史の年号を覚えるのに「 いい国 作ろう鎌倉幕府(1192年源頼朝が鎌倉に幕府を開いた)」とか、5の平方根は「富士山麓鸚鵡鳴く(2.2360679)」などとして覚えたものだ。語源は 「『呂律が回らない』 に始まる。言葉の調子にもなぞって『 語呂』 といった」とあるように、一種の言葉の洒落である。
「早口言葉」は『なまむぎ・なまごめ・なまたまご』や『 青巻紙赤巻紙黄巻紙』のように、口が回らなくなるようなことばを、あえて言うもの。「言いにくい言葉を通常より早く喋り、うまく言うことができるかを競う言葉遊び(Wikipedia)」とある。「蛙ピョコピョコ三ピョコピョコ合わせてピョコピョコ六ピョコピョコ」などは誰もが知るものだが、これは元々は「池ばたけに蛙がぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ(信濃地方)」といった風に「日本昔話」の世界に戻ってしまうようだ。
「洒落」は「なぞかけ」に次ぐ「ことば遊び」の代表格で、歴史は古いが最近女の子にバカにされる「親父ギャグ」なども「駄洒落」の一つと言っていいだろう。
 語源由来辞典によれば、[洒落の語源は、「晒れ(され)・戯れ(され)」が転じたとされる。「晒る(さる)」は、長い間風雨や日光に当たり、白っぽくなるという意味が原義。「戯る(さる)」は、「たわむれ」の意味(なお、洒落の洒は酒ではない)。これらの意味から、「洗練される」「しゃれて趣がある」という意味になった。「され」が「しゃれ」となったのは、室町時代以降である。漢字で「洒落」と書くのは、心がさっぱりして物事にこだわらないさまを意味する漢語「洒落(しゃらく)」に由来し、意味の上でも音の上でも似ているため、江戸時代の前期頃から、当て字として使われるようになった]とある。
 これからは最初に紹介した鈴木棠三編の『ことば遊び辞典』 から抜粋すると。
「洒落」と書いてシャレと読むが、このシャレとは近世町人の趣味生活・享楽生活の最も洗練された理想的到達点といってよく、これを大雑把にいうと、第一には、気がきいた様、洗練された当世風、美装、派手ななりをするなどの意味があり、第二には滑稽、ふざけるなどの意味に用いられた。そして後者の例としては、同音異義による言掛けのおかしみを意図した言語遊戯を、とくにシャレとかダジャレというようになった」と記されている。
 実例を二つ三つ上げないとシャレにならないので示すことにした。
・赤ん坊の小便で「ややこしい」・秋の日で「くれそうでくれない」・頭の上のおできで「この上なし」・雨降りの太鼓で「どうもならん(湿気で張りが鈍るので)」とこれは「ア行」のほんの一部で、その気で考えれば誰でも浮んでくるのがシャレのシャレたるゆえんである。
 「地口」と「無理問答」などの「ことば遊び」は次回紹介する。(2017.6.30)



Copyright 2013 Papa's Pocket All Right Reserved.