ゴールデンウイーク中3日から7日まで全く外出しなかった。散歩さえしなかった。一日中パソコンに向かい、テレビの野球視聴を朝から晩までし続けた。パソコンに向かうのは日課であり当たり前の話なのだが、今回のように長く続いた野球鑑賞は例外中の例外である。というのは今回のゴールデンウィークではメジャーリーグは朝8時頃から始まる。田中、ダルビッシュ、前健、岩隈と日本人投手が日替わりで登場した。それが終わるころ、昼過ぎにはプロ野球中継が始まる。これが終われば、午後6時過ぎにはナイターである。ゲームオーバーは大体午後10時頃。ここまで観るのはちょっと度が過ぎているのではないかという部類に入るかも知れない。
普段なら昼頃、または3時頃には必ず散歩に出るのが日常である。その中で医者通いも散歩代わりになる。ゴールデンウィーク中はそれがない。身から出た錆ではあるが、さすがにこの一日中野球観戦漬けの生活は、それが終わってからツケが回ってきた。
生活のリズムが狂ってしまったのだ。WBCに行った選手の大半が不調なのが、身をもって理解できた。一週間のロスが予想はできたが本当に体に響く。そんなことは分かっていたはずなのに。泊りがけで麻雀に興じたあとのツケとそっくりじゃないか。これでは平常の生活に戻るのに相当時間がかかりそうだ。
自由老人(引退後の高齢者)の落とし穴は、生活のリズムをコントロール出来ないことと再認識した。
偉そうに言える立場ではもとよりないが、早寝早起き晴耕雨読なんて言える状態の真反対な生活だと、またまた反省しきりだ。実は年寄りの例にならい、私も夜中にトイレに行く。大体いつも午前3時半ごろと決まっている。寝るのが11時半頃だから。4時間で1回トイレに行くリズムはあるようだ。そこで起きて仕事を始めればいいのに、そうはいかない。常用している導眠剤のせいでまた寝てしまう。そして7時半に起きる。これでは健康によいという生活のリズムは作れない。
真に健康な自由老人ならば、自分自身で書いているような「禅に学ぶ」精神を実践しなければならないはずなのに、それほどでもない自己管理さえ出来ていない。何が難しいと言って、見始めたり、やり始めたことを中断すること、もしくは途中で切り上げることが決断できないところにある。
それで今もこうしてウダウダと泣き言を並べている。ああ本当に情けない話だ。