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 改訂版 仏像画集(七の巻)  スライドショウはこちら

 このシリーズ7回目は仏像画に加え日本の神話の神々を合わせて10枚紹介する。

大随求菩薩 (Daizuigubosatu)大自在菩薩と同体とされ、息災、減罪をはじめ広い効用があるが、なかでも子授けの効能が喜ばれ、平安時代以降、あつい信仰を得てきた。

五大力菩薩(gotairikibosatu)金剛、龍王、無畏十力、雷電、無量力の五菩薩を指す。国土の四方と中央において、仏・法・僧の三宝と国土を守護するとされている。

お稲荷様(Oinarisama)
日本中の4割を占めるメジャーな神様。神社庁所属の神社は全国8万社あるとされ、その内の約3万社が稲荷神社によって占められている。その頂点に立つのが京都の伏見稲荷大社である。

八幡様(Hatimansama)渡来人の神と大神氏の神の妥協によって信仰が広まった神。八幡様の信仰は大分県の宇佐にはじまる。応神天皇を中心に宗像三神、神功皇后の三神を祀るのが通例である。

天神様(Tenjinsama)
不遇な学者の怨霊から転じた学問の神。実在の人物菅原道真を祀っている。文武両道に優れた公家で異例の速さで右大臣にまで昇りつめた。それが藤原氏の反感を買い、天王の廃位を図ったという冤罪で、突然太宰権帥(ごんのそち)に左遷された。そして大宰府で59歳で不遇のうちに没した。これが世人の同情を買い、御所の紫宸殿の落雷ほか、とくに時平の死は道真の祟りという話が広く流布した。そこで朝廷は罪を取り消し、元の官位に戻し正一位太政大臣を贈り、天満自在天神として祀った。

天照大神 (Amaterasuohmikami)お伊勢さん・神明さんにまつられている太陽の至高神。古事記によれば黄泉の国から帰った伊弉諾尊(イザナギノミコト)が禊払い(みそぎばらい)をしたとき、身につけていたものからたくさんの神々が生まれた。最後に左の目を洗ったときに生まれたのが天照大神である。

大山祇神(Ohyamatuminokami)出自に謎の多い山の神。一説に百済から渡来した神とある。大山阿夫利神社では、大山祇神は山の神、水の神として、大山(伊勢原市)が航行する舟の目印となったことから産業、海運の神として信仰され、さらには酒造の祖神としても信仰されている。

山王様(Sannohsama)
山王祭で知られる日吉大社の祭神。山王様とは大山咋神(くいのかみ)のこと。咋は杭と同義で、山に杭を打って、この神が「ここは私の所有地だよ」と主張することを意味する。桓武天皇の時代日吉大社は平安京の表鬼門(東北)にあたることから、都の鬼門除け、魔除け、災難除け、天下泰平、五穀豊穣祈願の社とされた。

不空成就如来(Hukuhjyohjyunyorai)何物にもとらわれずに成し遂げる如来。大日如来の周囲に配された「五智如来」のうち、北に位置するのがこの不空成就如来である。仏の悟りの境地の内、何物にもとらわれず実践するという意味の「成所作智(じょうしょさち)」を具現化した仏とされている。

定光如来(Jyohkohnyorai)釈迦の出現を予言した如来。前世において儒童梵志(じゅどうぼんし)と呼ばれていた釈迦は、旅の折に、町の人々が歓喜して水たまりに盛土して清掃しているのでその理由を尋ねると「間もなく定光如来がここに来臨したまうからだ」とのこと、そこで釈迦も普請に加わった。しかし、完成前に仏が多くの弟子を従えて現れてしまった。儒童梵志は買い求めた花を仏の頭上に散らせ、自ら身を伏せて「仏よ、どうぞ弟子の方々とともに私の背中を踏んで通りたまえ」と申し上げた。すると、定光如来は「儒童よ、御身は必ず遠き未来において能仁(のうにん)如来(釈迦如来の別名)となるであろう」と予言したといわれている。2018.11.3





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