これまで紹介してきたギリシャ神話画像のうち第3弾として次の10枚について解説付きで紹介する。
エルメス ギリシア神話に登場する青年神である。ヘルメース( Hermēs)とも表記される。
オリュンポス十二神の一人。神々の伝令使、とりわけゼウスの使いであり、旅人、商人などの守護神である。能弁、境界、体育技能、発明、策略、夢と眠りの神、死出の旅路の案内者などとも言われ、多面的な性格を持つ神である。
ファウヌス ファウヌス(Faunus)は、古代イタリアの神格。 ギリシア神話のパーンに相当する。 ローマ神話の農耕神・ルベルクスとも同一視される。 中世以降はパーンやサテュロスのイメージと混同され、財宝の守護者とも夢魔ともいわれた。
パン パーン(古代ギリシャ語: Pān)は、ギリシア神話に登場する神の一柱である。アイギパーン(古代ギリシャ語: Aigipān, 「山羊のパーン」の意)とも呼ばれ、ローマ神話におけるファウヌス(Faunus)と同一視される。
日本語では長母音を省略して英語風にパンとも表記される。また、意訳して牧神、牧羊神、半獣神とも呼ばれる。
クロートー クロートーもしくはクローソー(Clotho)は、ギリシア神話における「運命の三女神」こと「モイライ」の一柱で、長姉とされる。その名は、「紡ぐ者」を意味する。日本語では長母音を省略してクロトとも呼ぶ。
アトロポス(Atropos) モイラ(古希: Μοῖρα, Moira)は、ギリシア神話における「運命の三女神」である。幾つかの伝承があるが、クロートー、ラケシス、アトロポスの3柱で、姉妹とされる。ゼウスとテミス(またはニュクス)の娘たちで、ラケシスが運命を割り当て、クロトが運命の糸を紡ぎ、アトロポスがその糸を断つという。
ディオニュソス(Dionȳsos)豊穣とブドウ酒と酩酊の神である。この名は「若いゼウス」の意味(ゼウスまたはディオスは本来ギリシア語で「神」を意味する)。オリュンポス十二神の一柱に数えられることもある。
バッカス(Bacchus) ローマ神話の酒神。ギリシア神話に登場するデオニュソスに同じ。
ニーケー 英語ではナイキ(Nike)ギリシア神話に登場する勝利の女神。日本語では長音を省略しニケと表記する場合もある。ローマ神話ではウィクトーリア (Victōria) と同一視される。
アトラス (Atlās) ティターン(巨人族)の勇者。ゼウスらオリュムポスの神々が、父であるクロノスとそれを支えるティターン達を倒すべく立ち上がったとき、クロノス側で獅子奮迅の大活躍をしたのがこのアトラス。結局、クロノスが破れ、ティターン達は地の底に幽閉されたのだが、並はずれた巨躯と怪力の持ち主であるアトラスだけは特別メニューで、世界の西の果てに立って天空をたえず支え続けるという、
クレイオ(Kleiō)ギリシア神話に登場する女神で、9柱の文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1人である。その名前は「祝福する女」の意で、祝福するに由来する。ムーサたちのうち「英雄詩」と「歴史」を司り、表される際の持ち物は巻物あるいは巻物入れなどである。
(2017.3.13)