homewriteimagepaintpre2015

 交通の要衝 ムービーをご覧ください

 暑さ寒さも彼岸までというような言い習わしがあるが、そんな5月のような温かい一日『神奈川の東海道』でも紹介した青木橋を取材した。ここは、記事でも紹介した、今でも「交通の要衝(軍事・交通・産業のうえで大切な地点。要所)」として知られる場所である。横浜が開港したときに山を切り開いて高架橋を造って、下は鉄道上は道路として使い始め、その歴史は衰えることなく、その存在を無くてはならない場所にし続けている。
 今回紹介するのは、その現時点の光景で、信号が変わるたびに車の波が一斉に流れ出し途絶えることはなく繰り返す。高架下には10本のレールの上を、これも空く暇ももないほどに列車が通過していく。そんな動きのある姿をカメラは確りと捉えている。早朝から夜半までこの喧騒は続くことだろう。数少ない昔の姿を止める歴史の生き証人のような場所がここ青木橋である。
 この絵は本覚寺の山門近くで撮ったものだが、『神奈川歴史の道』の案内板には次のような一文が示されている「開港当時、ハリスは自ら見分け、渡船場に近く。丘陵上にあり、横浜を眼下に望み、さらには湾内を見ことができる本覚寺をアメリカ領事館に決めたという」とある。(2018.3.14)




Copyright 2013 Papa's Pocket All Right Reserved.