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  改訂版「広重東海道五十三次」3版  スライドショウはこちら


22.岡部宿

ここも東海道の難所のひとつで、絵からもその様子が見て取れる。両側から迫る山々、渓流が描かれている。やや紅葉している木もあることから、初秋であることがわかる。

23.藤枝宿
タイトルは「人馬継立」。馬の乗り換えや輸送に関する機関のこと。街道に不可欠なこの機関の当時を知ることができる貴重な資料。

24.島田宿
大井川の渡しの様子が描かれている。雨が降ると水量が増し渡れないことから、こちらも難所のひとつで「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」という「箱根馬子唄」が残っている。

25.金谷宿
島田宿と同じく大井川の渡しの様子。金谷宿の絵では対岸の山々まで見取れる。奥に見える変わった形の山は実際には存在せず、広重の創作で描かれたものである。

26.日坂(にっさか)宿
東海道三大難所のひとつとされている小夜の中山の様子を描いたもので、絵の急な斜面からも険しい道中が想像できる。

27.掛川宿
画面左側から来る僧侶に敬意を払い、頭を下げて挨拶をしている人々の様子が描かれている。この辺りは凧あげが盛んで、空には二つの凧があがっている。

28.袋井宿
ここは江戸からも京からも27番目にあたる、東海道の中間の宿場となる。街道のところどころにある休憩所の様子が生き生きと描かれている。

29.見附宿
天竜川の舟渡しを主題としてる。遠くの霧煙る描写や近景の構図の素晴らしさなど、風景画として優れた一枚となっている。

31.舞阪宿
右奥に小さく富士山が見える。前半の絵と比べると富士の大きさがとても小さくなってきていることがわかる。水の深い藍色はヒロシゲ・ブルーと言われる美しい色遣いである。
https://shikinobi.com から引用
(2018.10.19)







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