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 改訂版 レトロ画集(レジェンド)  スライドショウはこちら

 これから紹介するのは中世ヨーロッパの伝説や伝承をもとに作られた画像であるが、懐古趣味の外国編の最後を飾る11作品である。

ジークフリート
ゲルマン神話に登場する英雄である。竜殺しのエピソードで知られ、竜殺しやファーヴニル殺しといった二つ名で呼ばれることもある。メロヴィング朝フランク王国の頃の一人ないし複数の人物をモデルにしていると考えられており、有力な候補としてシギベルト1世がいる。
リヒャルト・ワーグナーは、ジークフリートの伝説を翻案して楽劇『ジークフリート』『神々の黄昏』を創作した。ワーグナーは、劇におけるジークフリートの像を作り上げる際に、北欧の伝承を大いに参照している。彼の創造した人物像は、以降のジークフリート像に影響を与えた。

ローエングリン
ドイツの伝説の主人公。「白鳥の騎士」とも呼ばれる。原型はおとぎ話の『7羽の白鳥』に由来すると考えられる。最初期のものは 12世紀のフランス語で書かれたもので,ドイツではウォルフラム・フォン・エシェンバハ作の叙事詩『パルツィファル』 (1200~10) の終りに現れる。 1275~90年頃,ハインリヒ1世 (在位 919~936) の時代を背景にした作者未詳の『ローエングリン』が現れ,またコンラート・フォン・ウュルツブルクも『白鳥の騎士』 Schwanritterを書いた。ワーグナー作の3幕の楽劇は,この叙事詩を素材に実在のハインリヒ王などを加えたもので,1850年にリストによってワイマールで初演された。

ワイルドハント
ヨーロッパの大部分の地域に、古くから伝わる伝承である。いずれの地域においても、伝説上の猟師の一団が、狩猟道具を携え、馬や猟犬と共に、空や大地を大挙して移動していくものであるといわれている。 猟師の頭領は亡霊、多神教の神、あるいは精霊(男女を問わない)、または歴史上や伝説上の人物であると言われる。例を挙げれば、東ゴート王テオドリック、デンマーク王ヴァルデマー4世、ウェールズで霊魂を冥界に導くとされるグウィン・アプ・ニーズ、または北欧神話の神オーディン、またアーサー王のこともある

赤髭王(フリードリッヒ一世)
フリードリヒ1世はローマ王(在位:1152年 - 1190年)及びイタリア王(在位:1155年 - 1190年)、並びに中世西ヨーロッパのローマ皇帝(在位:1155年 - 1190年)。1178年にブルグント王としても戴冠。ホーエンシュタウフェン朝第2代の王で初代皇帝。西ヨーロッパの歴代ローマ皇帝の中でも有能なことで知られ、後世では英雄とまで呼ばれた。また、赤みを帯びたブロンドの髭を持っていたことから、赤髭王(バルバロッサ、Barbarossa)と呼ばれた

ワインズバーグの女たち
コンラッド3世が(1140年に)デュークオブウェルフを破り、ワインズバーグを包囲下に置いたとき、包囲された城の妻たちは降伏を交渉した。 王は彼らをそんなに許した。 他のすべてを脇に置いて、各女性は自分の夫を肩に乗せて連れ出した。 王の民が何が起こっているのかを見たとき、彼らの多くはそれが意図されたものではなく、それを止めたいと言った。 しかし、王は笑って、女性の巧妙なトリックを受け入れた。 「王様」と彼は言った、「いつも彼の言葉を守るべきだ」。

ウィリアム・テル
14世紀初頭にスイス中央部のウーリ州のアルトドルフに住んだとされる伝説の英雄。
当時ハプスブルク家は、神聖ローマ皇帝アドルフの時代に強い自治権を獲得していたウーリの支配を強めようとしていた。ヘルマン・ゲスラーは、その中央広場にポールを立てて自身の帽子を掛け、その前を通る者は帽子に頭を下げてお辞儀するように強制した。
しかし、テルは帽子に頭を下げなかったために逮捕され、罰を受けることになった。ゲスラーはクロスボウの名手であるテルが、テルの息子の頭の上に置いた林檎を見事に射抜くことができれば彼を自由の身にすると約束した。
1307年11月18日、テルはクロスボウから矢を放ち、一発で見事に林檎を射抜いた。しかし、矢をもう一本持っていたことを咎められ、「もし失敗したならば、この矢でお前を射抜いて殺してやろうと思っていた」と答えた。ゲスラーはその言葉に怒り狂い、テルを連行する。しかし彼はゲスラーの手を逃れ、その後姿をくらましつつゲスラーを陰から狙撃し射殺。町へ戻った彼は英雄として迎えられ、この事件は反乱の口火を切り、スイスの独立に結びついた。

オールド・ニップ(山の精霊)
伝説では、リューベザール(ドイツ名)は気まぐれな巨人、ノーム、または山の精霊として現れます。善良な人々と彼は友好的で、彼らに薬を教え、プレゼントを与えます。しかし、誰かが彼を騙した時には、厳しい罰を下すので恐れられてもいた。彼は時々民話でトリックスターの役割を果たしている。

ハーメルンの笛吹き男
ハーメルン (Hameln) は、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州の大規模自立都市でハーメルン=ピルモント郡の郡庁所在地である。ヴェーザー川に面するこの都市は、1284年に生じた『ハーメルンの笛吹き男』の伝説で知られる。1284年、ハーメルンの町にはネズミが大繁殖し、人々を悩ませていた。ある日、町に笛を持った男が現れ、報酬をくれるなら街を荒らしまわるネズミを退治してみせると持ちかけた。ハーメルンの人々は男に報酬を約束した。男が笛を吹くと町じゅうのネズミが男のところに集まってきた。男はそのままヴェーザー川に歩いてゆき、ネズミを残らず溺死させた。しかし、ハーメルンの人々は笛吹き男との約束を破り、報酬を払わなかった。
約束を破られ怒った笛吹き男はいったんハーメルンの街から姿を消したが、6月26日の朝(一説によれば昼間)に再び現れた。住民が教会にいる間に、笛吹き男が笛を鳴らしながら通りを歩いていくと、家から子供たちが出てきて男のあとをついていった。130人の少年少女たちは笛吹き男の後に続いて町の外に出てゆき、市外の山腹にあるほら穴の中に入っていった。そして穴は内側から岩でふさがれ、笛吹き男も子供たちも、二度と戻ってこなかった。

エルフの王
中世のゲルマン語圏の文化では、エルフは一般に、魔法の力と超自然的な美しさを持ち、日常の人々に対して曖昧で、彼らを助けたり妨害したりする能力があると考えられていたようだ。

ローレライ
ローレライという語は、古ドイツ語の "luen" (見る、潜む)と "ley" (岩)に由来している。この岩山は、スイスと北海をつなぐライン川の中で、一番狭いところにあるため、流れが速く、また、水面下に多くの岩が潜んでいることもあって、かつては航行中の多くの舟が事故を起こした。 この「ローレライ付近は航行の難所である」ことが、「岩山にたたずむ美しい少女が船頭を魅惑し、舟が川の渦の中に飲み込まれてしまう」という伝承に転じ、ローレライ伝説が生まれた。

ほら吹き男爵
バロン・マンチャウゼン:G.A. ビュルガー編"ほらふき男爵の冒険"ミュンヒハウゼン男爵は、奇想天外な物語として知られる『ほら吹き男爵の冒険』の主人公である。『ほら吹き男爵の冒険』の原型は、実在の人物である18世紀のプロイセン貴族ミュンヒハウゼン男爵カール・フリードリヒ・ヒエロニュムスが周囲に語った自身の冒険談である。晩年のミュンヒハウゼン男爵は話好きで、館に客を集めては、フィクションを交えた自分の体験談を話して聞かせた。その話があまりにも面白いので、ある人物がこっそり彼の話を記録し、本人に無断で出版することにした。
2019.9.27







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