日常細事2020


kiji

2020.10.24 言葉に関する章(5)
 今回紹介するのは、「2017.10.22 千里眼と地獄耳」に関するコメントを考えてみた。
 体の部位を使った表現は実に多い。この項目でも随分俎上に載せた。よく調べるとそれでもほんの一部なので、更に追及して「頭」の天辺から「足の指先」までできる限り上げてみる。 (原典はweblio)
 頭から顔全体を使った表現や諺、成句はドキュメントに上げた以外にもかなり見ることができる。例を挙げて行こう。
 よく「頭打ち」という言葉を聞くが、これは「 市場の相場が上がり続けた結果、高値の限界に達して横ばいとなり伸び悩むこと」を指している言葉で、語源は、「頭」が人間の身体の一番上に位置し「最高点」を指すことからきている。
 「頭にくる、とか頭にきた」という言葉などは、誰でも経験している。大抵は人と人との感情のもつれから生じる。「怒りで興奮する。かっとなる」ことである。
 そういう時は、「まあそうカッカするな」など宥(なだ)めたり、揶揄(からか)ったりする。そういう余計な言葉かけは相手の「頭に更に血を上らせ」かねない。
 現在の私は女房に、「頭(あたま)が上(あ)がらない」一方的コントロール下にある。大体同世代の夫婦はこんな関係にあるのではなかろうか。
 少し難しい表現で「頭(あたま)を擡(もた)・げる」と言う言葉がある。これはデジタル大辞林によると「 隠れていたこと、押さえていたことが、考えや思いに浮かぶ。『ふとした疑念が―・げる』と説明している。
 weblio辞書によれば、まだ沢山の頭に関する言葉があるので、説明は抜きで紹介する。
「頭から水を浴びたよう」「頭から湯気を立てる」「頭の上の蠅も追えない」「頭の黒い鼠」
「頭を掻く」「頭を下げる」「頭を撥ねる」「頭を捻る」「頭を冷やす」「頭を丸める」といった塩梅だ。ここまでではドキュメントの「頭」の項しか進んでいない。「千里眼と地獄耳」だけを説明するのにどれだけ時間を取ればいいのか頭を痛めて」いる。
[言葉に関する章へリンク]。続く
 

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