日常細事2020


kiji

2020.11.23 言葉に関する章(14)
 今回は2015年と16年の分を紹介する。(出典はWikipedia)
 2015年は2つある最初は「爆買い」。言葉の発祥は、テレビ等のマスメディア。2008年頃にテレビメディアが春節(2月)の頃に訪日する中国人観光客が大量に商品を購買する様子を『爆買い』と表現したのをきっかけに、言葉が広く世間に認知され、使用されるようになった。そして、ユーキャン新語・流行語大賞 年間大賞を受賞した。受賞者は『羅怡文氏(ラオックス代表取締役社長)』。
 もう一つは「トリプルスリー」。これはプロ野球の1シーズンで打率3割、ホームラン30本、30盗塁以上の成績を表す「トリプルスリー」。2015年は福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手と、東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手の2人が達成し、それぞれのチームをリーグ優勝に導いた。 柳田悠岐選手(福岡ソフトバンクホークス)、山田哲人選手(東京ヤクルトスワローズ)が受賞した。
 2016年は「神ってる」
 広島の鈴木誠也選手がこの年にオリックスとの交流戦で2試合連続サヨナラ本塁打を放った直後には、監督の緒方孝市氏が「神がかっていますね。今時の言葉で言うなら『神(かみ)ってる』よな」とのコメントを残した。
 このコメントが報じられたことをきっかけに、インターネット上で既に広まっていたとされ「神ってる」という言葉が、「好調な鈴木やチームを象徴する表現」とのニュアンスでメディアやファンに多く用いられた。
 広島球団も、鈴木が絶叫する表情を前面、「神ってる」という文字を背面にプリントで入れたTシャツを、2試合連続サヨナラ本塁打記念公式グッズとして発売した。
 同年のシーズン終了後には、2016年新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。(受賞者は緖方選手と鈴木選手)
 15年と16年は奇しくも野球界から新しい流行語が生まれた。
 流行語というのはきっとどんな時代にも生まれるものなのだろう。しかし、今振り返ってみるとほとんどが記憶の片隅に残っているだけで、人の口にのぼるものは殆どない。それが流行という言葉の持つ運命なのだろう。
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