2020.12.22 モノ好き(ケース・箱(mono)
原文によれば、ケースはメガネケースについて書いていた。そのケースの中身はメガネについてであった。実はその後私は白内障がひどくなり、左目だけ医者のすすめに従って手術した。その結果、物の見え方はすっかり改善された。
ということは今までのメガネは使えないということになってしまった。手術の結果遠くはよく見えるようになり、歩いている時はメガネはいらない。ところが老眼が治ったわけではなく、結局遠近両用の眼鏡を誂えることになり、手術費よりメガネの方が高くつく結果になった。両眼の視力はほぼ均等なので、読み書きするために安い老眼鏡(プラス4.0)を数種類買い込んだ。モノ好きの真骨頂は値段より多くを求めるところにある。
そうしたことで、家のあちこちにメガネを配備するという前と変わらぬ有様である。それぞれケースがついているのでかさばるものである。
そこで次のテーマ箱物に移ることにする。ちょっと中身を紹介する。先刻のメガネ、ハサミ、カッター、シャープペンシルなどの書く道具、計算機、デジタル式タイマー、数種類のねじ回しセット、小さなペンチ、クリップの類などなどを台形のプラスチック製の箱に詰め込んでいた。これについては雑然として整理がつかないで困っていたところ、通販でちょっと大き目の布製のケースを購入できた。これが都合よいことに場所にぴったり収まり、周囲には沢山ポケットが付いており、ケースの中も中仕切りが6つほどあり、うまい具合に整理整頓することに成功した。
いま年賀状の準備に忙しい人も多いと思うが、私は受付初日の15日既に投函した。50通余りだった。来年の年賀状の宛先は年賀状ソフトで打ち出した。これは手抜きで従前は筆で一人一人宛名書きをしていた。私は基本、礼状などは毛筆で書き封書で送る慣わしで、その辺は古風なところがある。相手はどう思うかは別として、心を込めて書くのには筆書きが一番だと信じている。後ろ向きなひねくれ者だ。話が脱線したが、この習字道具も箱物として必要である。筆書きと言っても筆ペン(呉竹)を使っているので硯箱などは不要だ。兄の遺品の筆一式、硯、墨、墨ツボなどは一緒に貰った硯箱に入って、葛籠(つづら)の中に埋没している。きっと日の目を見ることはないだろう。
箱といえば時計や文房具を買うと必ず箱入りで送られてくる。悪い癖でこれが今でも捨てられない。品物本体は決してその箱に戻ることはないと思いつつ、狭い場所を更に狭くして残してある。終活でも始めることになれば、真っ先に処分することになる運命が待っているにも関わらづだ。
「モノ好き第一弾」続く
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