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   絵物語 復刻版 八百万神(118-130)

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118キビツヒコノミコト
吉備津彦命(キビツヒコノミコト)四道将軍のひとりとして吉備国周辺を平定。鬼の一族を討ったという逸話も各地に残されており、桃太郎伝説の由来ともいわれる。
吉備津彦命が吉備平定にあたって温羅(うら・うんら・おんら)という鬼を討ったという伝承が岡山県を中心として広く知られる。これによると、温羅は鬼ノ城に住んで地域を荒らしたが、吉備津彦命は犬飼健(いぬかいたける)・楽々森彦(ささもりひこ)・留玉臣(とめたまおみ)という3人の家来とともに討ち、その祟りを鎮めるために温羅の首を吉備津神社の釜の下に封じたという。

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119ワカヒルメノミコト
稚日女尊日本神話に登場する神である。生田神社や玉津島神社の祭神として知られる。稚日女尊が高天原の斎服殿(いみはたどの)で神衣を織っていたとき、それを見た素戔嗚(スサノオ)が馬の皮を逆剥ぎにして部屋の中に投げ込んだ。
稚日女尊は驚いて機から落ち、持っていた梭(ひ)で女陰(ほと)をついて亡くなった。それを知った天照大神は天岩戸に隠れてしまい、高天原も豊葦原も闇になってしまった。

 

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120アメノホアカリノミコト
天火明命は、日本神話に登場する神。名前の「天照国照」「火明」からわかるように太陽光や熱の神格化である。また、『古事記伝』では「ホアカリ」は「穂赤熟」で、稲穂が熟して赤らむ意味としており、天皇に繋る他の神と同様、稲に関係のある名前でもあり、太陽神、農業神として信仰されている。

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121ウケモチノカミ
保食神(うけもちのかみ)食物の神。葦原中国(あしはらのなかつくに)に住む。月読尊(つくよみのみこと)を供応するため口から食物を出したのでおこった尊に殺されるが,その体から牛馬,五穀や蚕が生じた,という。
この説話は食物起源神話であり、東南アジアを中心に世界各地に見られるハイヌウェレ神話型の説話である。『古事記』では同様の説話がスサノオとオオゲツヒメの話となっている。よって、保食神はオオゲツヒメと同一神とされることもある。また、同じ食物神である宇迦之御魂神とも同一視され、宇迦之御魂神に代わって稲荷神社に祀られていることもある。神名のウケは豊受大神の「ウケ」、宇迦之御魂神の「ウカ」と同源で、食物の意味である。

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122アメノミカゲノミコト
天之御影命は刀鍛冶の祖神とされています。父神がアマツヒコネ命、子は意富伊我都神(おおいがつのかみ)とどちらも刀鍛冶の神さまとして信仰が厚い。
『古事記』ではこの神さまが近江国の三上山をご神体とする「御上神社」(滋賀県野洲市)に祀られている神であると記しており、アメノミカゲ命の原像が三上山に宿る山の神であることがうかがえる。

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123イソタケルノカミ
五十猛神は、日本神話に登場する神。「イタケル」とも読まれる。『日本書紀』『先代旧事本紀』に登場する。『古事記』に登場する大屋毘古神(オホヤビコ)と同一神とされる。射楯神(いたてのかみ)とも呼ばれる。須佐之男命(スサノオ)の子で、オオヤツヒメ・ツマツヒメは妹。
五十猛神は林業の神として信仰されている 。紀伊は古来より林業の盛んな地であったので、それらの人々が信仰していた神と考えられる。また、土の船を作り海を渡ったことから、造船、航海安全、大漁の神として信仰され、商売繁盛、開運招福、悪疫退散、厄除け等の神徳もある 。

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124ハチマンシン
八幡神(やはたのかみ、はちまんしん)は、日本で信仰される神で、清和源氏、桓武平氏など全国の武家から武運の神(武神)「弓矢八幡」として崇敬を集めた。誉田別命(ほんだわけのみこと)とも呼ばれ、応神天皇と同一とされる。また早くから神仏習合がなり、八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ)と称され、神社内に神宮寺が作られた。

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125イザサワケノミコト
伊奢沙和気命 (いざさわけのみこと)/日本の神々の話 福井県敦賀市に鎮座の「越前國一之宮・気比神宮」の祭神である。 ... 応神天皇が去来紗別尊(いざさわけのみこと)と呼ばれた皇子から初めて皇太子となったとき、越国に行き敦賀の笥飯大神(けひのおおかみ)をお参りした。 神の名は誉田別尊。福井県敦賀市に鎮座の「越前國一之宮・気比神宮」の祭神である。
渡来人で、製鉄に従事する人などに祀られている「天日槍(あめのひぼこ)」と同神説がある。日本の神社のなかで一番多いといわれる八幡神社の祭神である応神天皇(誉田別命)と名前を交換したという、尋常ではない存在感の神である

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126ソトオシヒメ
衣通姫は日本の長い歴史の中でも有数の美しさを持った女性として伝えられており、その名は肌の色艶が衣を通して光輝くようであるという容姿の美しさをあらわしたものであると言われている。
また、ソトオリヒメは見た目が美しいだけでなく、豊かな知性を備えた女性であったとされ、中でも和歌の才能については広く知られており、和歌の道を志す人々からは守護神として崇敬されてきた。
現在でも柿本人麻呂、山部赤人と並んでソトオリヒメは和歌三神の一柱として数えられている。

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127カミオオイチヒメノミコト
神大市比売命は、山の神オオヤマヅミの娘で、スサノオ尊と結婚し、オオトシ神、ウカノミタマ神という代表的な穀物神を産んでいる。そこからこの神は、五穀の神(穀霊)の性格を基本に持っている事がわかるが、実際にその霊力が発揮されているのは市場の守護神という姿だ。「神大市」という名前が意味するのは、「神々しい、立派な市場」。


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128オオミヤノメノカミ
大宮能売神。別称:大宮売神、大宮女神、大宮津姫神は、神道の神。『延喜式神名帳』と『古語拾遺』では大宮売神(おおみやのめのかみ)。神祇官で祀られた天皇守護の八神のうちの一柱として、朝廷で重視された女神である。宮殿の人格化とも女官の神格化ともいわれ、上述したように君臣の間を取り持ち調和を図る神とされる。こうした性格から、旅館や百貨店など接客業の守護神として信仰されるほか、家内安全・家族和合の神ともされている。

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129ヤノハハキノカミ
矢乃波波木神は、民間信仰では箒神として知られる神さまです。文字通りゴミを掃くホウキという日常的な道具から発した、生活に身近な屋敷神(家の神)。箒神は人間の生と死、とくに出産に深く関係する神さまと言われている。理由は諸説あるが、一般には「掃く」の名詞形はハハキで、その音は「母木」に通じることから生命を産む木と考えられ、お産のときに妊婦と赤ん坊を守護する神さまとされるのが有力。

 

 

 

130アメノトコタチノカミ
天之常立神は天地開闢の際、別天津神五柱の最後に現れた神である。独神であり、現れてすぐに身を隠した。『日本書紀』本文には現れず、『古事記』および『日本書紀』の一書にのみ登場する。神代紀第一段第六の一書では天常立尊と表記され、可美葦牙彦舅尊(うましあしかびひこぢ)・国之常立神(くにのとこたちのかみ)に先立って最初に登場する。
出雲大社(出雲市)に客座神として祀られているほか、駒形神社(岩手県奥州市)、金持神社(鳥取県日野郡日野町)などに祀られている。

 


 


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