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八百万神の誕生


 このホームページで紹介している「八百万神」について簡単にその位置づけを紹介する。(日本の神々:㈱カンゼンより抜粋)
・古代の人々が持っていた世界観
 古事記の物語は、高天原(たかまがはら)、葦原中津国(あしはらのなかつくに:出雲)黄泉の国、根の国を舞台にして進むので、その世界観について説明する。
 古代の人々は、天には神々の世界てある高天原があり、ここに住む神々を天津神(あまつかみ)と呼び、これに対して地上を葦原中津国といい、ここに住む神様は国津神(くにつかみ)と呼ふ。人間はあまり出てこないのたが、人間が住んでいるのもこの葦原中津国だ。
 また、出雲という地名か出てくるが、これは現在の島根県出雲市一帯のことで、おもにオオクニメシ神の物語の舞台となる。その ため、オオクニヌシ神に関する神話を出雲神話と呼ぶこともある。
 もうひとつ、高千穂という地名も出てくるが、これは宮崎県の高千穂町か有力とされるが、異説もあり場所は特定できていない。
 そして、葦原中津国の地下には、死者の国てある黄泉の国があり、もうひとつ、根の国もあると考えられていた。黄泉の国と根の国の関係ははっきりしていないが、同じと考えるのが一般的だ。このふたつの地ドの国は、黄泉津比良坂(よもつひらさか)でつながっており、その出入りロは出雲にあると記されている
 また、物語の舞台にはならないが、海の彼方にある常世(とこよ)の国という異世界もあり、そこは不老不死の理想郷と考えられていた。
 常世の国に関する具体的な描写は一切なく、いきなり名前だけ出てくるので気に止め置く必要がある。








 


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