見果てぬ夢(2)

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  異論はあると思うが、現在のインターネットの社会は上図のようにイメージすることができる。この世界は日進月歩ならぬ秒針分歩で進化していると言われている。いかに多くの情報をいかに早く届けるかにすべての技術が凝集している。インターネットの普及がどれほど科学技術の進歩に貢献しているか計り知れないものがある。

  インターネットにアクセスする人は一日何十億を超えるのではないだろうか。バブル期以前に青春期を迎えた人以前の世代にはまだ縁が浅いかもしれないが、それ以外の世代は生活の必需品になっている。

  このことは、インターネットにより多くの事業機会が生まれていることの証でもある。その中には悪の種も多くあり、個人情報漏洩、ネット詐欺とこれも大きな脅威として社会問題化している。当然それに対する防御策も講じられるのだが、これはいたちごっこだ。ここでは性善説の上に立って活用するとひどい目に合うことになる。いかがわしいメールは日常化し、ブラウザには変なフラッシュ広告がチラチラし、中々排斥することができないと悩む人も多いいだろう。

  それでもインターネットなしでは特に「法人」は事業自体が成り立たないことになる。「個人」でも仕事上に大きな差し障りが出る人も多いだろう。そこで企業は莫大な金をかけて防御システムを構築する。万里の長城が無用の長物と化したように、ハッカーもしくはクラッカーというネットハッキングを無上の喜びとする集団が標的に群がり、いつ間にか小さな穴を見つけて入り込んでくる。話は違うが、あの安全神話の上に立っていた日本の原子力発電所が致命的な大事故を起こしたように、世の中に絶対的な安全策などないと考えたほうがいい。被害を最小限に抑え、すぐに対応できるシステムにしなければならない。これからはセキュリティー専門の企業が成長することだろう。

  さて、私は個人としてインターネット活用しているのだが、ネット通販の活用法について触れることにする。

  実際に物を購入する前に行くのが価格コムである。ターゲット商品の人気度、最安値情報、口コミなどを閲覧して商品のチェックをする。実際購入する段になると、この他にも考慮に入れなければならいポイントがある。

  私はamazonをよく活用するが、ここはまず第一に信用できるサイトであることだ。会員制であるから顧客本位のサービスが充実している。商品そのものはamazon直販もあるが、殆どはテナントからの購入になる。従ってテナント管理はかなり厳しい。配送後には必ず業者の対応の満足度がチェックされる。きっと、評価が低い企業は取引が解除されるのだろう。価格は最安値とは限らないが、フォローがしっかりしているので安心して購入することができる。口座引き落としにも選択肢があり、オートコンファーム(メールによる自動購入申し込み確認)も素早い。配送も正確だ。一度だが、購入直後に壊れた商品があったが直ぐに返金の処理をしてくれるなど対応が迅速だ。顧客本位のサービスに徹しているところが評価できる所以だ。

 昨今目につくシャッター商店街、生業としての小売店は生き残りに汲々としている。店主の高齢化が進んでいることは、跡を継ぐものがいないからだろう。残念なことだ、折角の流通経路も失われてしまう。前例は多々あるだろうが、ネットショップへの出店(商店街の店を拠点にした)も選択肢になる。ただどこで出店するかが問題だ。amazonのような要求に耐えられない体制なら失敗するから断念するしかない。生き残りにはリスクが伴う、それに耐える体質と覚悟が欠かせない。

 memo3では、私自身が取り組んでいるサイト運営と夢の実現について考察することにする。