携帯端末としてのタブレットの効用

 私が常時携帯しているポケット端末は、iPodtouchと言いiPhoneの電話機能を外したものである。電話機能に代えて、イーモバイルのポケットWiFiのルーターをインターネット接続のためにセットで持ち歩いている。機能的には一般的に使われているPCと変わらない。入力はタッチパネルで操作する、タブレット型である。
 PCと違う点は、キーボードやマウスは使わないので、画面を指でタッチして入力するので、初めて使う人は、慣れるまでに手間がかかるだろう。また、画像処理なども、大画面のディスプレイの方が使い勝手がいい。メール機能も快適とは言えない。それでも大きさや重さの代償と思えば許容できる範囲である。
 普段使うのは、インターネット閲覧やFM放送やニュースを視たり聴いたりする時である。ほかにも辞書代わりによく使う。漢字を忘れたりしたとき、英語のスペリングを調べるときなど重宝する。初めて行く場所では、GPS機能を使えるので道案内にも使える。胸ポケットから取り出して、簡単に操作できるサイズ(4インチ)も使い良い大きさだ。
 画像や文字はラティーナディスプレイ(MACオリジナルの高精細画面)なので、PCに比べ格段と綺麗であり、ピンチ(親指と人差し指の指先を拡げたり、縮めたりすることで、拡大・縮小できる機能)しても劣化しない。新聞やスポーツニュースを見る時は、よく使う機能だ。
 Cloud(evernoteやdropbox、icloudなどのインターネット上の共用データベース)とも連携しているので、メモや写真をそこにアップしておき、ほかのPCで同期して閲覧したり、ダウンロードすることができるのも便利だ。
 レポートの「PCに馴染むには」でも触れたように、人によって情報の入手先は多様である。メディアや新聞・雑誌・書籍・口コミなどに加えて、自分で動いて得ることが大半だと思う。
 中でも、メディアからはインターネット中心に情報を集めることができ、情報量は桁違いに多い。インターネットをあちこち探し回っていると、2時間ぐらいで電池の充電を促されるのは不満だが、携帯充電器も持ち歩いているので、いざと言うときには困らない。 最初に常時携帯と書いたが、付属品を入れると結構かさばるし、重くもなる。携帯電話や電子ノートも含めると、ポケットでは収納しきれない。結局いつも小さなリュックを肩にかけて散歩ということになる。
 よく喫茶店でノートパソコンを開いて仕事している人を見かけるが、付属品を入れたら結構重くなる筈だ。仕事とはいえご苦労様なことだと思う。最近ではタブレット端末として、MACのiPadが普及しているようで、徐々に携帯に便利で、電池が長持ちするこの種のタブレットが営業のメインツールになることだろう。
 タブレットもデジカメもどんどん機能が充実して、欲しいと思うのだが切りが無い。当分はこれで良しとしよう。