2021年(令和3年)6月の風物詩
旧暦では6月のことを「水無月(みなづき)」と呼ぶ。梅雨である6月の時期に『「水」が「無」い月と呼ぶとはこれ如何に』というなぞなぞ問答のような月の名前だが、実は6月はちょうど田んぼに水が張られる時期。そこで、「水の月」という言葉が「水な月」→「水無月」と変化したという説が有力である。
6月1日は夏服への「衣替え(ころもがえ)」。もともとは平安時代の宮中で、旧暦4月1日に冬装束を夏装束に、旧暦10月1日に夏装束を冬装束に改めるしきたりを引き継いで、今では学校や企業で、6月1日と10月1日に衣替えが行われる。
1年以上も続くコロナ禍にあって、先月に私は1回目のワクチン接種をうけることができた。65歳以上の高齢者を対象にしたもので、どうやら順調に進んでいるようで、順次接種数も増えているので、7月中には16歳以上の国民まで接種が行き届けばいいのだが。
現実は10都道府県に対し6月20日まで「緊急事態宣言」が延長され、同様に8県が「まん延防止等重点措置の実施区域」に延長された。新型コロナウィルスの縮小とワクチンの接種拡大とがうまくかみ合えば、7月23日(金)から始まるオリンピックが予定通りに開催にこぎつけられるかもしれない。そうしたことで今月のカレンダーも二十四節気と七十二候の暦の紹介を中心とした風物詩にとどめる。
日付 曜日 祭礼・行事
1 火 赤口 衣更え(更衣・衣替え)
2 水 先勝 横浜港開港記念日,長崎港記念日
3 木 友引
4 金 先負
5 土 仏滅 芒種・蟷螂生ず
6 日 大安
7 月 赤口
8 火 先勝 世界海洋デー
9 水 友引
10 木 大安 時の記念日
11 金 赤口 入梅・腐草蛍となる
12 土 先勝
13 日 友引
14 月 先負 五輪旗制定記念日
15 火 仏滅
16 水 大安 梅の実黄ばむ
17 木 赤口
18 金 先勝
19 土 友引
20 日 先負
21 月 仏滅 夏至・乃東枯 (なつかれくさかるる)
22 火 大安
23 水 赤口
24 木 先勝
25 金 友引
26 土 先負 菖蒲華 (あやめはなさく)
27 日 仏滅
28 月 大安
29 火 赤口
30 水 先勝 夏越の祓,大祓
Copyright 2013 Papa’s Pocket All Right Reserved