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山下公園を歩く 写真はこちら


 MM21地区から赤レンガ倉庫、象の鼻地区の高架歩道を渡り切ると山下公園の入り口になっている。
 目の前一杯に海が広がり、左手に大桟橋が見え、たまたま大型のクルーザーが停泊していた。(写真1)その先には新開発地区コットンハーバーの高層ビルが良く見える。(写真2)右手にはベイブリッジがその美しい姿を見せている。こうしたパノラマで見る景観の良さは、この公園の魅力の一つだ。公園としてもスペースが人をくつろがせるための工夫でいっぱいだ。舗装された散策路は十分広く取ってあり、自転車も入れないので、ベビーカーや車椅子で訪れる人でも、安心して景色を楽しむことができる。ベンチの数も多いし、芝生の中でくつろぐこともできる。大きく育った公園樹が作る木陰で涼を取ることもできる。(公園樹については山下公園の木々で紹介している)
 公園の中にはシンボルとなるものが沢山あって、多くの人が記念撮影している。
 シンボルと言えばこの公園そのものがシンボルであることは、つとに有名である。ある人の言葉を借りれば「山下公園は”震災復興のシンボル”という顔を持つ。地下に埋められているのは、1923年に横浜を壊滅させた関東大震災で発生したがれきだ」と言っている。顔のないシンボルが公園自体なら、形あるシンボルとしての1番目に挙げられるのは「氷川丸」だ。(写真3)戦前の姿を残した黒い船体は公園の桟橋に静かに浮いている。船内は博物館になっており、有料ではあるが誰でも見学でき、その歴史を知り驚くことだろう。
 次に目立つのが氷川丸のすぐそばにある噴水の中に立つ異様な姿をした女性の像である。この像は1960年に姉妹都市のサンディエゴから寄贈された水の女神像である。(写真4)そのまたすぐの場所には、少女3人の銅像がある。二人は向き合って手を握っている。少し離れて1段下がった所に背を向けた少女像がある。何か訳アリのようだ。台座には英語で日米のガールスカウトの友好を記念し1962年3月これを建てるとある。別に訳アリではないようだ。一人の女の子はよく見ると手のひらに何か動物らしきものが乗っている。推測だが鳩かもしれない。鳩は平和のシンボルだから。(写真5)そのまた近くには「かもめの水兵さん」の歌碑が仰々しく建てられている。(写真6)赤い靴の少女像は今回見落とした。(桟橋近くにあるらしい)
 公園の中間点氷川丸を過ぎると、少し段差をつけた休憩所がある。レンガ造りの柱の上にに木の桟を渡した造りで一息つくにはもってこいの場所だ。(写真7)その前面に花壇がある。季節が五月であったのでバラの品評会が行われていた。色とりどりのバラが咲き誇りその美しさと香りを競い合っていた。(スライドショー
 花壇を過ぎると水の階段に出る。ガウディ風の造りは人の目を引き、知らぬ間に頂上に到達してしまう。(写真8)洒落た造りの出口があり、(写真9)ここをくぐると「人形の家」(写真10)づたいに元町に出る。

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