COLUMN
2月の花果
セツブンソウ(節分草)は、キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草。早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることからこの名がある。
昨日よりけふの日差しの節分草 中村祐子
2022年(令和4年)2月の風物詩
今月もオミクロン変異株の脅威にさらされている。打つ手がないような傍若無人の勢いで拡散している。
ワクチン接種が遅れ3回目のワクチン接種がやっと始まったばかりだ。それは罹患しても万能ではないが軽症で済むということだ。だからといって万全の策を取った上での話である。
2月の異名といえば、「如月(きさらぎ)」だが、如月(きさらぎ)の由来は、まだまだ寒さが厳しい時期ために、更に衣を重ね着するという意味から「衣更着(きさらぎ)」になったという説が最も有力とされてる。
2月には、如月の他にも様々な異名がある。
「令月(れいげつ)」は何をするにもいい月、素晴らしい月という意味があり、新元号「令和」の由来ともなった。23日は天皇誕生日である。
旧暦で1月から3月が春とされ、2月はその真中の月ということから、「仲春(ちゅうしゅん)」という呼び名もある。
「梅見月(うめみづき)」、「雪消月(ゆききえつき)」、「木芽月(このめつき)」など、厳しい寒さの中にある小さな春を思い起こさせる言葉も多くある。
秋にやってきた渡り鳥の雁(がん)が春が近づきシベリアへ帰っていく頃ということから、「雁帰月(かりかえりづき)」という呼び方もある。
「恵風(けいふう)」は、漢字の通り恵みの風、春風という意味がある。
など覚えきれないほどの異名をもっている。春に向けて希望の月となるような願望がよく読み取れる。
本来ならば明るい話題で飾りたいものだが、今月の風物詩も全国的行事を加え、ニ十四節気と七十ニ侯を記していくことになってしまった。
日付 曜日 祭礼・行事
1 火 先勝 重ね正月・一夜正月
2 水 友引
3 木 先負 節分
4 金 仏滅 立春・東風凍を解く
5 土 大安
6 日 赤口
7 月 先勝 人日の節句(旧暦)
8 火 友引
9 水 先負 うぐいす鳴く
10 木 仏滅 海の安全祈念日
11 金 大安 建国記念の日
12 土 赤口
13 日 先勝
14 月 友引 聖バレンタインデー 魚氷にあがる
17 木 大安
18 金 赤口
19 土 先勝 雨水・土が潤い起こる
20 日 友引 普通選挙の日
21 月 先負
25 金 友引
26 土 先負 2.26事件の日
27 日 仏滅
28 月 大安
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